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御経塚遺跡
2018年09月18日

石川県で縄文遺跡と言えば、能登町にある真脇遺跡ですが。
実は金沢のすぐそばにもあるんです、縄文遺跡。
それがこの御経塚遺跡。
場所は御経塚イオンの道挟んで隣。
一応正確な住所は野々市ですが、市境またいですぐなので、ほぼ?金沢です。
発見されたのは昭和29年。
マリリン・モンローが現役でぶいぶい言わせてた頃。
地元の中学生が見つけたそうです。
土器の破片でも拾ったんですかね?
早速翌年より調査が始まり、その後27回に渡って発掘が行われました。
縄文時代と言っても、ざっと1万年ほどの期間があり。
この遺跡の場合はその晩期。
ここ以外にも、当時周囲には他にもいくつか集落があったみたいです。
調査によって出てきた住居跡は30。
30ってどうなんでしょ?
多いのかな?少ないのかな?
住居って言っても、ひとつひとつはそんなに大きくないから、そこで生活できるのは多分せいぜい3~4人。
仮に4人として×30だと、120人。
大体100人規模の集落だったってことですかね?
食料はこのあたりで獲れる動物のほかに、クリやドングリ、クルミなどを食べていたようです。
土器も発見されているので、当然煮炊きも行われていたことでしょう。
縄文遺跡として有名な青森の三内丸山では、こういったクリなどの植物を計画栽培していた痕跡があるそうですが。
ここの場合はどうだったんでしょうかね?
自然任せだったのか、自分たちでコントロールしてたのか。
なかなか興味の尽きないところです。
現在発掘調査は既に終了し、遺跡は公園化されております。
住居跡は保全のためと思われますが、埋め戻され、それぞれ印が付けられ、通路に沿って見学できるようになっています。
そして一番の目玉は復元された縄文住居。
かやぶきの三角屋根に、丸太をそのまま柱にしてぶっ立てた荒っぽい造りは、縄文感満点!
きっとこの頃の人たちはこんな住まいで生活してたんだろうな~と。
なんとも言えないノスタルジックな気分に浸れます。
ただ残念ながらこの住居、ロープが張ってあって中には入れません。
入りたいな~。
あ~入りたいな~。
入ってみたいな~。(←しつこい)
ロマンむんむんの縄文遺跡。
遠い昔の遠い時間まで。
ちょびっとだけイマジネーションを働かせてタイプスリップってのも。
なかなか楽しいですよ!
御経塚遺跡
住所:石川県野々市市御経塚 1-549
TEL:076-227-6122