金沢市街地マップ
見たいエリアをクリックしてください。
兼六園マップ
見たいポイントをクリックしてください。
金沢城マップ
見たいポイントをクリックしてください。
広坂・香林坊マップ
見たいポイントをクリックしてください。
金沢駅界隈マップ
見たいポイントをクリックしてください。
尾張町界隈マップ
見たいポイントをクリックしてください。
ひがし茶屋街マップ
見たいポイントをクリックしてください。
寺町寺院群マップ
見たいポイントをクリックしてください。
石川県エリアマップ
見たいエリアをクリックしてください。

普香山 蓮昌寺 金沢で唯一いつでも大仏さまに会えるお寺
2020年09月05日

金沢四大仏。
極楽寺の阿弥陀如来坐像、浄安寺の阿弥陀如来坐像、玄門寺の阿弥陀如来立像。
そして最後のひとつがここ蓮昌寺(れんじょうじ)にある釈迦如来立像です。
場所は卯辰山寺院群の中程の山際。
細い坂道を登った先にあります。
ちょっと見付けにくいかもしれませんが、頑張って探してみてください。

まず参拝者を入口で出迎えるのがこの山門。
建立は1845年の江戸時代。
貫禄のある立派な高麗門です。
中央に大扉、左右にくぐり戸を設け、上部に黒瓦葺きの大屋根、左右にも瓦葺きの小屋根を乗せた、シンメトリー(左右対称)設計。
建材の木は経年による劣化でい~い具合に退色し、その中に錆びた黒金物の色調がシブく沈む。
カッコええじゃないですか~♪

ちなみに「高麗門」ってのは、前面の鏡柱と背面の控え柱との間に小屋根を設けた門の事です。
分かりやすく裏面から見たのがこの画像。
チョコっと突き出てる屋根があるでしょ?
この小屋根が高麗門の特徴になります。
なおここに小屋根がない場合は「薬医門」と呼ばれます。

その門の真正面にあるのがこちらの本堂。
造りとしてはご覧の通りごくシンプル。
上部は黒瓦を乗せた大振りな切妻屋根。
入口上の向拝には破風を設けず、屋根をそのまま延長しただけのざっくりとした形状。
その向拝下の向拝柱や虹梁(こうりょう)も、過度な装飾のない大人しい仕立て。
壁は白漆喰で上品に固め、腰部には荒格子の窓、下部には下見板張り。
オシャレな装飾と言えば、右側にかろうじて花頭窓がひとつ見えるくらいですかね?
まー地味です。

その本堂の左側はこんな感じ。
屋根の低い建物が横に伸びてます。
そしてその先にぴょこっと突き出た高い屋根。
この高屋根、なんでここだけ上に突き出てるか分かります?
アレがあるからなんですよ、アレ。
背の高いアレ。

はい、どどーん!と登場大仏さま。
身長4.85メートルのご立派サイズ!
いわゆる「丈六仏」ってヤツですね。
丈六とは1丈6尺を表し、メートル法に換算すると約4.8メートル。
この寸法は業界基準(←?)となっており、全国至る所で見ることができます。
このブログでも以前に妙成寺の丈六仏が登場しています。
なんで1丈6尺なのかというと、このサイズがお釈迦さまの身長と伝えられているから。
あくまで伝説ですけどね。
常識的に考えて4.8メートルの人間なんている訳ぁない。
誰が言い出したか知らんけど、話盛り過ぎですわね(笑)。

大仏さまのご尊顔です。
うっすらと半目を開け、口をきゅっと結び、穏やかな表情で衆生を見下ろしています。
いわゆる「入定相(にゅうじょうそう)」というヤツですね。
瞑想中のお顔と言われています。
とは言え、このお釈迦さまは立ってるので瞑想はしてないと思うけど。
そしてよ~く注目して欲しいのが光の当て方。
実はこの像の顔の真正面に窓があります。
というか、この像の顔の真正面「だけ」に窓があります。
なので他はうっすら暗くて、この像の顔周辺だけがぱーっと光って見えるのです。
像を見た時になんとな~く感じる神々しさ。
その裏には実はそんな隠された仕掛けが仕込まれているのです。

堂内の仕立てはごくごくシンプル。
ほぼ飾りなし。
大仏さまを収めるためだけのハコとなっています。
この大仏殿、もーちょっと派手にしたら全然印象変わるのにね。
あっけないくらい素っ気ない。
ただそれがある意味味と言うか、かえって宗教的な空気を作ってはいるんですけどね。

大仏さまの周囲には左右に3枚ずつ、合計6枚の仏画が掛けられています。
この6枚は連作になっており、釈迦の誕生から入滅(にゅうめつ・亡くなること)までの生涯が描かれています。
それぞれの内容は
1.釈迦懐妊
2.釈迦誕生
3.出家
4.悟りを開く
5.多くの人に仏の教えを説く
6.入滅
となっています。
今風で言えば6コマ漫画みたなもんですかね。
お釈迦様の人生をコンパクトに追った構成になっています。

身長4.8メートルの実物大(?)お釈迦さまに会える蓮昌寺。
金沢四大仏の中では唯一フリーに見られる大仏さまです。
卯辰山寺院群まで来たなら、ここは絶対忘れずにお参りください。
何度見ても。
圧倒されますゼ~~~♪